MP3の音質
MP3は圧縮音源です。 つまり劣化した音です。
サイズを間引くために高域は特にバッサリ削られてしまいます。
ところが・・・
MP3含めAACなどの劣化音源がCD音源よりも普及してしまった今日、 音源の帝王と言ってもいい地位を築いてしまったことは、 紛れもない事実です。
とある学生に、MP音源とCD音源を目隠しして、 聴き比べてもらうアンケートを行った会社の報告によると
MP3音源の方が「いい音」に感じられたそうです。
これはまさに、数の論理。
つまり、最も世の中に普及している音だからこそ、 「いい音」に感じられたわけです。
実際は、科学的理論的な見地から言っても、音がいいわけないのです。 劣化した音に違いないのです。
光の速さで通信可能な携帯や、通信速度が超高速化しつつある昨今、 ブロードバンド時代以前に開発されたMP3の技術は役目を終えます。
圧縮してファイルサイズを小さくする必要がなくなりますからね。
CDと同等の16ビット44.1kHzのWAVファイルで やりとりするのは当たり前になるし、 24ビット96kHzといったハイレート・サンプリング音源が スタンダードになっていく。
今度はそれが「いい音」になるはずです。
MP3はいま全盛期を迎えているわけですね。 近い将来、昔で言うカセットテープ並の存在になっていくことでしょう。
ちなみにマスター音源をMP3に圧縮する際、業務機器によるコンバートが必要です。一般機のシーケンサーやiTunesなどで変換するのは音質が大変劣化しますので避けられるのが通常です。音が団子状態になってしまったり、聴くに堪えない音になってしまいます。
音の質感に関して言えば、すごく簡単に言うとMP3の音は「シュワシュワ」しています。 音のエッジや立体感も損なわれます。
圧縮音源を聴きすぎていると、 耳がバカになるとも言われているくらいです。 間引かれた音ばかりを聴いていると確実に耳の性能が落ちていきますから、ちゃんと可聴域をフルで使う音源を聴くようにした方がいいです。カップラーメンばかり食べるみたいなことですからね。耳にいいわけないのです。
しかし不思議なことに、今のところMP3は「いい音」なのです。
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